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【書籍】中村保夫編著「BPM ARCHIVES 1-39」●CISCOが発行していた新譜12インチ紹介フリーペーパー「BPM」(1987年4月〜1990年11月号)を復刻!

¥2,750 税込

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全クラブミュージック・ファン必携!! 永久保存版12インチシングル・ガイド!
DJ・レコードショップ騒然!CISCO「BPM」全号を復刻収載!
「BPM ARCHIVES 1-39」は1987年4月号から1990年11月号まで発行された「BPM」(B5サイズ)を原寸復刻・各176頁(全ページカラー)。クボタタケシ・DJ SHUFFLEMASTER・DJ吉沢dynamite.jp・中村保夫による座談会収録!

本書は、2007年に閉店したレコードショップCISCOが、12インチシングルの新譜を紹介するために発刊したフリーペーパー「BPM」前号を、上下巻に分け復刻収載したものである。

1970年代に2度にわたって巻き起こったディスコブームの最中、ダンスフロアに対応するために誕生したのが12インチシングルだ(当初はジャンボシングルと呼ばれていた)。それまで1曲が3~4分程度だった7インチシングル盤と比べ、12インチでは、イントロ(前奏)とブレイク(間奏)がかなり長めに収録されている。

それまでは曲と曲の隙間を埋めるためにトークを挟むのがDJのスタイルだった。しかし12インチシングルの登場により、DJがターンテーブルを2台使用して、曲同士の「BPM」を合わせてスムーズにMIXができるようになった。これにより新しい音楽の表現方法として、そして職業として、DJに注目が集まっていく。

1980年代になると、店でレコードをかける役割だったDJが、曲のアレンジやリミックスなど音楽の制作にも携わるようになった。DJの地位が向上するとともに、マドンナの恋人としても知られるジェリー・ビーンの活躍により、1980年代半ばはディスコ系だけでなく、大御所歌手やバンドの12インチシングルが大量にリリースされた。同時に世は第3次ディスコブームとなり、一般の人でも12インチを購入する時代となった。

国内盤の12インチは、84年ぐらいから日本のレコード屋でも見かけるようになったが、輸入盤を扱う店はほとんどなかった。ところが渋谷・新宿・上野に店を構える輸入レコードショップCISCOには、USやUKから輸入された最新の12インチシングルが所狭しと並んでおり、DJやクラブミュージック・ファンにとっての聖地となっていた。その名残として、宇田川町のCISCO跡地に面する路地は現在も「CISCO坂」として親しまれている。

このCISCOが刊行した「BPM」は、1987年から93年まで全68号が発行された。現在と違ってインターネットもサブスクもない時代、僕らは僅か数行のコメントだけを頼りに新譜を購入していた。ハズレも当然あったが、それを含めて僕らはクラブミュージックに没頭していった。 現在のDJの間でクラブ・クラシックとして親しまれているレコードも、かつては新譜だった。ほとんど情報がない中でのレコード選びには独特の緊張感と発見の喜びがあった。今や誰もが知る名曲を、当時の担当者はどう紹介していたのか。その中には時代の空気が確かに息づいている。

そういった時代背景を考慮しながらこの復刻収載本をお楽しみいただきたい。全クラブミュージック・ファンに贈る、永久保存版12インチシングル・ガイド。

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